こんにちは!虫好きママのつぐみです❄
2021年から子供と一緒に毎年カマキリを飼育しています。
カマキリと一緒に暮らしていると、どうしても長生きして欲しいと考えますよね。そこで課題となってくるのが冬の過ごし方だと思います。
我が家では、2月までカマキリが長生きしてくれたことがあります。
カマキリ自身の丈夫さもあったと思いますが、「こうすればカマキリは快適かも」と感じられたことについて、冬のお世話で悩む方がいたら、少しでも伝えてみたいと考えています。
この記事では、私がカマキリを冬の間どのようにお世話しているか紹介したいと思います。
冬の過ごし方のポイントは温度管理とエサ確保
冬の過ごし方で気をつけるべきことは大きく2つあると思います。
どちらもカマキリの体調に関わる大切なことなので、次の項目から詳しく解説していきます。
1、虫かご内の温度管理
カマキリの冬の飼育環境で最も気をつけたいのは虫かご内の温度管理だと思います。
暖かい季節に活動する生き物なので寒さは大敵です。
実際に寒い気温が下がる頃になると、ピンピンしていたカマキリが急に体調を崩す経験をしたことがあります。
私は虫かご内の温度を20℃前後に保つようにしています。
虫かごの温度管理は、具体的には暖める、熱を逃さないという方法をとっています。
1、暖かくしてあげる
・虫かごがある部屋そのものを暖かくする
・虫かごの下にパネルヒーター(ペット用)を入れる
今まではずっと部屋を暖かくして対応していましたが、今年度初めてパネルヒーターを取り入れたらとても快適でした。コスパも良いのでおすすめです。
実際に使っている商品はこちら↓
虫かごの下に敷いてスイッチを入れるだけの簡単操作です。
パネルヒーターについて詳しく書いた記事↓もあります。使用中の温度測定などもしているのでよかったらご覧ください。
2、暖かい空気を逃がさない
・虫かごの周りに防寒用のシートを貼る
・夜間は虫かごを毛布などで包む
私が使用している防寒用のシートは緩衝材に使われているプチプチです。毛布はひざ掛けサイズのものを二重にしてかけています。
番外編、毛布をかけるもう一つのメリット?
カマキリの体が衰えてくると、カゴの中で上に向かって登る→落ちてしまうという行動を見かけます。足先が弱って来ているのでしょうか。
上に登るのは獲物を待ち構えるための習性によるものだと思います。しかしもう一つ、カマキリは光が当たっているところへ移動しようとしているのを見かけるので、光も関連がありそうです。
毛布をかけている時は、中が暗くなることでカマキリの活動が少なくなり、体への負担が減る気がします。
部屋が暖かいとき、カマキリの様子を見られるときは毛布を取り外して日光浴をさせています。
2、冬のエサやりの方法
冬のエサやりは、夏場と違ってエサを購入するようになると思います。状況に合わせて虫を与えるか、虫以外のエサを与えるか検討ししょう。
1、エサを確保する方法
冬場にエサを確保する方法は、おおよそ以下の2つになると思います。
・エサ虫を購入する
・虫以外のエサを購入する
カマキリの状態や飼育数に応じて選択すると良いかもしれません。
2、エサ(虫と虫以外)の特徴比較
虫と虫以外をエサにする場合の特徴をまとめてみました。
エサ選択の目安にしてみて下さい。
虫(生き餌) | 虫以外 | |
カマキリの状態 | 元気な場合◎ (元気が無くてもエサ虫を弱らせるなどで対応◯) | 元気が無くても◯ |
カマキリの飼育数 | 多い場合◯ (勝手に狩りをして食べてくれるので与えるのが簡単) | 少ない場合◯ (人間の食べ物から取り分けが可能) |
良い点 | 野生のカマキリも食べているエサであること | 調達が簡単 |
気になる点 | 調達先が限られる | 狩りをせずにエサを食べるなど、自然とは異なる食事法になる |
その他注意点 | ・エサ虫自体のお世話が必要 ・飼育者が苦手な虫の場合は導入が難しい | ・好みにより食いつきが違う |
エサ虫はペットショップで販売されているもの(爬虫類などのエサとして販売されています)を購入するか、ネットショップでも購入出来ます。
生き餌とそれ以外(乾燥、冷凍)があるので目的に合わせてよく確認しましょう。
ネットショップでの購入はこちら↓からチェックできます。
3、虫以外のエサについて
私はカマキリの飼育数が少ないので虫以外のエサを与えています。
虫以外のエサとして実際に与えたことがあるものは以下の通りです。
・ヨーグルト
・サーモン(刺身用)
・鶏肉(胸肉、ささみ)
サーモン、鶏肉は固形なのでカマでつかんで食べてくれます。
サーモンは刺身用を生のまま与えています。鶏肉は生、加熱済みのどちらも与えていますが、好みがあるようです。
鶏肉はサーモンより硬いのか、アゴが弱ってくると少し食べにくそうです。
ヨーグルトはスプーンなどですくって口に近づけると食べてくれます。
水分として認識しているのか、一度にたくさんは食べません。その為ヨーグルトをメインのエサにする場合は与える回数を増やしたりしています。
固形物が食べられなくなってきたときに重宝します。しかしいきなり与えても食べたがらないこともあるので、時々与えて慣らしておくと良いかもしれません。
【ヨーグルトの補足】私はつまようじや竹串の先にくっつけて与えています。カマキリにつまようじごと奪われても良いようにするための対策です。(まあまあの頻度で奪われます。カマキリの性格によると感じています)食べ終わるとつまようじはポトンと落としています。
2024.1/28追記
昆虫ねるねるというエサを与えるようになりました。使用した満足度が高かったので、記事にしました。ぜひチェックしてみて下さい。
3、その他のお世話について
1、水分補給の頻度は変えない
カマキリは冬になってもよく水を飲みます。特に意識して水やりの頻度は変えたりしていません。
むしろ冬場は乾燥の問題があるので、様子を見て1日2回程度、霧吹きをすることもあります。
2、エサやり頻度は減らしている
夏場は1〜2日おきにエサやりしていますが、冬場はもう少し間隔があきます。
これは虫以外のエサをあげる場合は特に食べさせすぎに注意したいという考えからです。
また、メスは栄養がたっぷり行き渡ると卵を産みやすいように感じるので、過度に満腹にならないようにしています。
(エサやり頻度を減らすのは自己流なので、試すかどうかはご自身で判断してください)
まとめ
カマキリ飼育の冬の過ごし方について、大切なのは虫かご内の温度管理とエサの確保であると思います。
あくまでも感想になりますが、虫かごを暖かくしておくと動きが良く、足先がキレイな期間が長く続く気がします。
そしてカマキリに適したエサを与えることで、元気な体を維持します。エサはよく食べるものを複数知っておくと安心ですね。エサのレパートリーが増えてから、食べない、どうしよう!と慌てることが減りました。
エサをしっかり食べてコロコロのフンをしているうちは元気だなと感じます。
エサ虫も調べているうちに興味が湧いて来ました。想像より安かったことと、乾燥品、冷凍品ならお世話しなくていいのが魅力的に感じました。(乾燥品だと500匹くらい入っているのですね🙀)
機会があれば購入して、感想を伝えたいですね。乾燥品はこちら↓からチェック出来ます。
今後もカマキリ飼育に適した環境を作っていけるよう、情報を更新していきたいです。
冬の過ごし方について少しでも参考になれば嬉しいです。
コメント
2024/12/6散歩中に路上のオオカマキリと目が合ってしまい…?保護しました。本来なら草原(くさはらorそうげん)の王者の彼女。 飢えと寒さをしのげればどこまで生き延びるのだろうかと思いとにかく飼育開始。何か参考になるものはないかと検索して貴女のブログに出会いました。来年四月を目標に頑張ってみます!
ミイネコさん、コメントありがとうございます。
オオカマキリさんに12月になってから出会って、更には目が合ってしまうなんて、運命的ですね!
カマキリさんとの生活をながく楽しめたら素敵ですね。長生きする事を願っています。そして少しでも体験談が参考になれば嬉しいです。
早速の返信ありがとうございます。最強のアドバイザーを得た気がしています。ペット用パネルヒーターも設置出来たので後は餌次第と思います。いまのところ鶏むね肉を食べています。水は無理矢理やるんでしょうか?
ミイネコさん、ご質問ありがとうございます。
私は全然専門家ではありませんので、お手柔らかにお願いします☺️
パネルヒーター設置出来たのですね!!エサも食べてくれるとホッとしますね。
水の与え方ですが、
1、虫かごの壁面に霧吹きで水滴をつけてやる
2、濡らしたガーゼを虫かごに入れておく
のいずれかで自ら飲み始めます。エサは2〜3日に一度与えますが、水は毎日与えます。
エサを食べられるくらい元気なカマキリなら上記の方法で自分で水を飲んでくれると思いますが、人の手で与える場合はスプーンに少量の水を乗せて口に近づけると飲んでくれます。
ここから余談になりますが、エサの話をひとつお伝えしたいです。生きたエサでない場合は、食いついてもあまり食べていないこともあるので、残したエサの量のチェックをすると良いと思います。例えばあまり食べずにポイッと落としてしまった時などは、エサを変えてみたり、次にエサを与えるまでの間隔を短くする(1日おいてまた与える、など)などの調整をしています。是非ご参考になさってください。
返信ありがとうございます。見当もつかない介助作業だったので本当に心強く思います。はっきり言って水はうまく飲ませれませんでしたが餌は食べてくれてます。本日はしらす干しの水戻し。胸肉がなかったので試したら好評でした! 本気で四月過ぎまで生かしてやりたく思います!
少しでもお役に立てているのでしたら嬉しいです。
しらすをよく食べてくれたんですね!色々食べてくれると安心ですね。来年4月過ぎまで元気でいて欲しいです。(カマキリさん、ヒーターでポカポカ過ごして長生きしてねー✨️)
こんばんは。散歩中にバッタと出会いました。いつもならすれ違って終わりなのに今日は
違う!簡単に確保してカマキリのスチロール箱に投入。20℃で動き出したバッタはやがて彼女の獲物になりました…。全長の1/3以上のバッタですが、いつもの人造餌とは明らかに違う口の動きで食事中。 バッタを飼うのが趣味だったら全く変わった彼(彼女?)の生涯、
人間のエゴ、少し辛いです。とにかく元気に年を越せそうな勢いです。
こんばんは!
バッタについては、立場が変わると全然違う運命になるので複雑な気持ちになりますよね。カマキリの命をつないでくれることに感謝です。
カマキリさん、ごちそうで元気に年越し出来そうで何よりです。良いお年をお迎え下さい😊
明けましておめでとうございます。おかげさまで、弱るどころか元気になって新年を迎えられました。いつまで同居出来るか楽しみです!