こんにちは。虫好き女子のママをやっているつぐみです🐛
我が家では2021年からカマキリを飼育しています。2022年はカマキリの卵の孵化も経験しました。
この記事では、カマキリの卵に関する疑問や取り扱い方法について、「こうしたら良かったよ」という私の経験も交えながらお伝えしていきたいと思います。
それでは早速見ていきましょう!
カマキリの卵はいつ孵化するのか
カマキリを卵から育ててみたい方にとって、卵がいつ孵化するのかはとても重要です。
孵化したことに気づくのが遅れると幼虫同士が捕食しあったりする問題も出てきますし、予定より早めの孵化でエサの確保が難しくなることも考えられるからです。
カマキリの誕生に備えるために孵化時期を調べてみました。
カマキリの卵の孵化時期
カマキリの卵の孵化時期について、本で確認をしてみました。
初夏をむかえる4月末から5月にかけて、オオカマキリの卵のうから子どもたちが生まれてきます。
引用「カマキリ観察ブック」著者:小田英智、草野慎二
発行:偕成社
とありました。
ツイッターでも、例年4月下旬頃から「生まれたよ」という嬉しいツイートがあがっている事を確認出来ました。
地方ごと、カマキリの種類ごとに孵化の時期が分かれば便利だと思っていたのですが、残念ながら調べても詳細が見つけられませんでした😥今後、実体験での情報を随時更新していきたいと思います。
実際に孵化した時期は?
次に、実際に私の身の回りで誕生したカマキリはいつ孵化したかについて確認してみました。
オオカマキリ →2022年 5/31、6/15※
→(追記)2023年 5/10に孵化
コカマキリ →2022年 6/4に孵化
※2022.6/15に孵化した幼虫は4匹だけでした。
飼育環境の詳細
・2022年に飼育した卵 ・東北地方 ・冬の間はプラスチック製のコンテナに虫かごごと入れて屋外で保管 ・春になってからは玄関(日陰)で保管
本の情報に書かれている4〜5月よりやや遅めの誕生という結果になりました。東北より北にお住まいの方は少し気長に誕生を待ちましょう!
カマキリの卵の孵化の条件は?
カマキリの卵はよく、【冬に室内で孵化してしまった】などという話題を聞いたことがあるかと思います。このエピソードからも孵化に気温が関係しているように感じますよね。
そこで次に卵の孵化条件について調べてみました。
カマキリの卵の孵化条件
カマキリの卵の孵化条件についても、まずは本で調べてみました。
カマキリの幼虫のふ化は、午前中早くにおこなわれます。どんなきっかけでふ化が始まるのかは、まだよくわかっていません。でも、雨などのあとの天気の良い朝に、ふ化が多く見られます。気圧の変化などの天候と関係がありそうです。
引用「カマキリ観察ブック」著者:小田英智、草野慎二 発行:偕成社
なるほど、『天気の良い早朝』に孵化する可能性が高いようです。
実際の孵化した時の状況は?
我が家のカマキリの卵が孵化した時の気温について調べてみました。
時期(2022年) | 平均気温 (最高気温/最低気温℃) | 孵化の有無 (孵化した卵の数) |
---|---|---|
5月第1週 | 23.5/9.2 | |
5月第2週 | 23.0/11.9 | |
5月第3週 | 23.5/13.1 | |
5月第4週 | 23.8/15.3 | |
5月第5週 6月第1週 | 24.9/14.2 | 2 (オオカマキリ、コカマキリの卵各1個孵化) |
6月第2週 | 19.4/14.5 | |
6月第3週 | 24.7/16.2 | 1 (※4匹だけ誕生) |
6月第4週 | 29.7/20.4 |
3例だけで申し訳ありません😓
3例ですので何とも言えないのですが、暖かくなってきた5月第5週(=6月第1週)に卵が孵化。6月第2週に一旦気温が下がり、6月第3週で気温が上昇した時に再びカマキリの卵の孵化が見られたという事から、温度との関連性を感じました。
今年は孵化当時の天気、気温、時間帯を調べて追記を行いたいです。
カマキリの卵の保管方法
カマキリの卵は、保管方法にも注意すべきポイントがあります。
次から具体的な方法を見ていきましょう。
カマキリの卵の保管法・注意点
自己流ですが、カマキリの卵の保管方法とポイントをお伝えします。
幼虫の脱走対策
生まれたてのカマキリの幼虫はとても小さいです。そのため虫かごの隙間から幼虫が逃げないための対策が必要です。
我が家の場合、不織布で虫かごを包んで、幅広のマスキングテープで固定しました。(不織布、テープはホームセンター、100円ショップ等で入手出来ます)
直接すき間をテープで塞ぐと幼虫がテープにくっついてしまう恐れがあるので粘着面がすき間に来ないように包みました。
脱皮できる環境を確保する
生まれた瞬間の幼虫は細長い小エビのような姿をしており、すぐに最初の脱皮をして、カマキリの姿になります。脱皮をうまく行うためには、ぶら下がるスペースが必要です。
卵を屋外で採取した場合 → 卵が産みつけられていた枝ごと虫かごに入れておく
虫かごに産んだ卵について → 孵化する前から枝や鉢底ネットなどの足場を一緒に入れておく
虫かごが小さい場合は縦にして使用する(ぶら下がる高さを確保)
過ごすことが多いので足場は大切です。
上記のような準備が出来ると良いと思います。
屋外に保管
室内で卵を保管すると、思わぬタイミングで卵が孵化してしまう場合があるので、屋外での保管をおすすめします。
カマキリの卵は寒い冬を過ごすことに対応しているので、寒い場所に置くことに問題はないでしょう。
我が家では屋外用プラスチック製コンテナの中に虫かごごとしまって、外で保管していました。
虫かごを入れただけでは軽いので、風で飛ばないようコンテナのフタに重しもしていました。
春〜初夏になると屋外の方が暑いので玄関の涼しい場所に移動させました。
屋外保管、野ざらしでは心配です
「屋外保管がオススメ」と紹介しましたが、カマキリの卵を野ざらしにしておくのは少し心配です。
野ざらしにしない方が良い理由としては、
・カマキリの卵に寄生する虫達に卵を産み付けられないようにするため
・カラスなどにカマキリの卵を食べられないようにするため
などがあります。
いずれも自然界では仕方のないことですが、カマキリの赤ちゃんが生まれる様子を観察したい場合は、何かケースに入れた状態で外敵から守ってあげることが望ましいでしょう。
無事に孵化したあとの注意点【赤ちゃんカマキリのお世話】
生まれてすぐに一匹ずつに分けて飼育しましょう
カマキリは動くものを餌と認識します。それは一緒に生まれたカマキリも例外ではありません。幼虫同士の捕食を防ぐためには生まれてすぐに1匹ずつ分けて飼育できるようにすると良いでしょう。
赤ちゃんカマキリの飼育にはプラスチック製のフタつきカップがおすすめです。(フタには空気穴をあけておきましょう。)
(かわいい!)
赤ちゃんカマキリのエサは「アブラムシ」「ショウジョウバエ」がオススメ
小さな赤ちゃんカマキリのエサには、アブラムシ、ショウジョウバエが適しています。
また、生きた虫の確保が出来ないときはヨーグルトも食べさせられます。ヨーグルトをつまようじの先に塗って食べさせていました。よく食べてくれるので虫以外のエサとしてオススメです。
赤ちゃんカマキリを育てるのは難しいです【体験談】
昨年、カマキリの卵の孵化に立ち会うことは出来ましたが、赤ちゃんカマキリを無事に成虫まで育てることはできませんでした。
生まれてきた全ての赤ちゃんカマキリを育てるわけにはいかなかったので、「7匹育てる」と決めました。残りの赤ちゃんは卵を取った場所、親カマキリを見つけた場所に逃がしました。
しかし家で飼育していた全てのカマキリが、残念なことに死んでしまったのです。
特に1令幼虫を育てるのがとても難しく感じました。元気にご飯を食べていても急に死んでしまうということがありました。脱皮の失敗にも遭遇しました。
エサのやり方、飼育環境などの見直しをして、今年は赤ちゃんカマキリを元気に育てたいです。
まとめ
カマキリの卵の孵化には温度や季節、湿度や天気も関連しているようです。
地域ごとの詳しい情報が得られなかったので、私が住んでいる東北地方に関する情報をこれからも更新していきたいです。
卵の保管、赤ちゃんのお世話など気をつけることは色々ありますが、可愛いカマキリの飼育をより安心して楽しめるようにしていきたいですね😊
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